音楽教室のインターネット活用法①

インターネット

音楽教室の立ち上げを決意し、レッスン会場を確保、レッスンシステムも考えた。次に取り掛かるべきは生徒の募集、つまり宣伝となります。どんなに素晴らしい指導技術、レッスンスキルがあっても、生徒様にとって有益なレッスンシステムを考え出しても、ただ待っているだけでは、誰もあなたの教室を訪れてはくれません。そこで「さあ宣伝だ!」という事になるのですが、潤沢な資金を用意していない場合、大量のチラシを配布する等、大手音楽教室のような宣伝方法は採用できません。さあ、どうしましょうか?

SNS(Twitter、Facebook等)を活用する

そこで、まず取り掛かるべきは、現代ならではの宣伝方法、インターネット、SNS(Twitter、Facebook等)を利用した宣伝です。実際、鈴木サキソフォンスクールの場合でも、新規入会下さる生徒様の内、9割は直接、鈴木サキソフォンスクール・公式サイトからのお問い合わせ、もしくはSNSを経由して公式サイトからお問い合わせをいただいたうえで入会いただいています。

もちろん、最終的な窓口となる公式サイトを、しっかりと作り込むことは非常に重要なポイントとなります。この点については、また回を改めて解説しますが、私、鈴木学は個人的に、サイトと組み合わせた、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の活用が非常に重要だと考えています。

どんなに立派なサイトを制作しても、ただ待っているだけでは、誰も閲覧してくれません。サイトの存在自体を広める必要があるのです。その際にSNSは非常に有効な広告手段となります。しかも、特別に契約する場合を除いて、費用は発生しません。「タダ」なのです!しかしながら、うまく使いこなすことで、実に有効な宣伝媒体となりえます。これこそが、個人の音楽教室、超零細事業者にとって、最強の味方となるツールなのですね!

交流し、ファンを増やす!

ピアノ

ならば具体的に、SNSをどう使えばよいのか?一言で言えば、とにかく多くの人と交流することが、その秘訣です。まずはSNS媒体に、自ら積極的に投稿しましょう。ツイッターにしろ、フェイスブックにしろ、ユーザーの内かなりの割合の人は、投稿された記事を読むだけ、どちらかと言えば受け身の姿勢で利用しています。しかし、自ら事業を立ち上げようと志す者はそれではいけません。情報の発信者になる必要があります!

できるだけ多くの人が関心を持ってくれそうな記事、情報を常に投稿、発信するのです。この場合、あなた自身にとってのメリットは度外視して、とにかく読者に役立ててもらえそうな記事を投稿するように心がけてください。そして、あなたの投稿する記事を楽しみに閲覧する読者が増えてくれば、少なくともその人たちは、時折あなた自身にとってメリットがある記事、宣伝記事を投稿しても、目を留めてくれます。そして、宣伝内容が読者に伝わるのです。

私自身の経験として、まず先行してウェブサイトを制作しました。もちろん、以前のブログでもお伝えした通り、Googleの検索の上位に表示されたおかげで、それだけでもかなりの数の生徒様に来校いただけるようになりました。しかしそれから随分と後、この5年間くらいの間、SNSの投稿に力を注ぐようになり、多くの読者を獲得してからは、情報の伝達力と言うか、発信力が全く異なるレベルまで高まりました。つまり当校の場合「サイト⇒SNS」だったのですが、恐らく「SNS⇒サイト」の順に手を付けた方が、宣伝がしやすかったのではと考えます。

ですから、サイトを立ち上げる、少々前からSNSでの発信をし、ある程度の数のファンを獲得しておくことをお勧めします。しかし、ここでポイントが一つあります。投稿するからには、本気で、しかも本当に読者のために役立つ情報を投稿してください。そうしないとファンは増えません。何しろ利用自体は「タダ」なのです。これは「皆やっている」という事を意味します。その中で特別に多くのファンを獲得するためには、他の人よりも本気で取り組むことです。私自身、SNSの投稿を通じて、本気で日本の音楽文化向上に貢献したいと考えています。

次回はより具体的に、Twitter、Facebookの活用法について、お伝えしようと思います。今回もご覧いただきありがとうございました。